辛酸なめ子の恋の金言教室

vol.07 ジョセフ・マーフィー

今週の金言

本物の愛はギブ&ギブ

金言の主ジョセフ・マーフィー

20世紀、米国で活躍した英国出身のニューソート派の牧師。潜在意識を利用することによって自らや周りの人さえも成功、幸福へと導く「マーフィーの成功法則」を提唱した。

分かち合うべきか、与え給うか。それが問題だ

知人の男性にたまに奥さんの愚痴を聞かされるのですが、大体「隠していたお菓子を勝手に食べられてムカつく」という無邪気な内容で、他人事ながらほほえましいです。駄菓子やアイスなど些細な物でも、疲れて帰って来て食べようとして、なくなっている時の失望感は大きいとか。「食べていい?」と聞かないで勝手に食べて、指摘したら「ああ、あれ、おいしかったよ」とさらっと答えられると憎しみ倍増だとか。


妻からしてみれば、結婚式の時になんでも分かち合うと誓ったから、いいだろうという考えかもしれませんが、食べ物の恨みはバカにできません。その知人の友人には、食べ物が原因で別れてしまった人もいるそうです。好物を一番最初に食べる妻と、最後にとっておく習性の夫の場合、「あれっ食べないの? じゃあ、もらうから」と妻が悪気なく夫のぶんを食べてしまい、それが積み重なってストレス爆発。八宝菜に1個しか入っていないうずらの卵が大きな要因だったとか......。


レトルト八宝菜のメーカーに家庭円満のためにうずらを2個入れるように訴えたいです。ちなみに好物を最初に食べる習性の人は、食べたものを吸収しやすく、太る傾向にあるとか。相手の食べ方から将来の体型が見えてきて、それも判定基準になりそうです。

辛酸 なめ子
辛酸 なめ子
漫画家、コラムニスト。慇懃(いんぎん)でおっとりとした文体とは裏腹に、独特な画風と皮肉の効いたコラムで人気を博し、現在さまざまなメディアで活躍中。主な著書に、『消費セラピー』(集英社文庫)、『女修行』(インフォバーン)、『女子の国はいつも内戦(14歳の世渡り術)』(河出書房新社)、『アイドル食虫花』(コアマガジン)など多数。