辛酸なめ子の恋の金言教室

vol.06 伊達政宗

今週の金言

朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし

金言の主伊達政宗

戦国時代の武将。戦国屈指の教養人として知られていた。正室・愛姫と、7人の側室がおり、五郎八姫など十男四女を授かった。

結婚はダイエットに有効?

先日、結婚と子育てと仕事を両立している美女二人と同席する機会がありました。「妻、母、子どもの親、恋人、さらに仕事なんて、いくつの顔を持てばいいの!? もうムリ!」と苦労を訴えながらも、充実感で輝いている二人が眩しかったです。忙しい彼女たちにとって、夫にされて最もムカつくのは、食事を作ったのに食べてもらえないことだそうです。


「打ち合わせで遅くなるとか電話があって......。その時は作った料理を全部捨てたい衝動にかられる」「うちの旦那さんは、味覚が子どもだからカレーとかシチューとか単純なものは食べるんだけど、おしゃれっぽい料理は食べないんだよね。一度がんばってカルパッチョを作った時も『味が難しそうだから』と箸も付けなかったよ......」と怒りに震える美人妻。


そういえば以前魔性の美人女優が、男性が喜ぶ料理は子どもの好みと同じで、頭文字を取って「おかあさん休め」「オムレツ、カレー、サンドイッチ、焼そば、スパゲッティー、目玉焼き」だと言っていたことを思い出しました。それだけ作れればいいのならラクかもしれないと、結婚のハードルが少し下がったような気がしました。


ところで、美人妻たちに、夫が食べなかった料理はどうするのか聞いたら「たいてい私が食べる」とのことで、それでも全然痩せている二人を見て、結婚と子育てと仕事の両立はカロリーを激しく消費するのだと痛感。「結婚ダイエット」という言葉が浮かびました。

辛酸 なめ子
辛酸 なめ子
漫画家、コラムニスト。慇懃(いんぎん)でおっとりとした文体とは裏腹に、独特な画風と皮肉の効いたコラムで人気を博し、現在さまざまなメディアで活躍中。主な著書に、『消費セラピー』(集英社文庫)、『女修行』(インフォバーン)、『女子の国はいつも内戦(14歳の世渡り術)』(河出書房新社)、『アイドル食虫花』(コアマガジン)など多数。