ことぶき科学情報

2011年1月 編集・発行 株式会社オーネット

第16回 新成人意識調査

2011年新成人(全国800人)の生活・恋愛・結婚・社会参加意識

2011年の新成人 恋愛体温は調査開始以来で最低
男性の83.7%が現在彼女なし、49.3%が「これまで彼女はひとりもいない」
男性は、内向きさや受身の姿勢が顕著
「海外留学をしてみたい」 女性:56.0%に対して男性:39.8%、6割の男性が、「自分は植物的」

2011年1月1日現在の20歳の人口は約124万人(男性約63万人、女性約61万人)。5年連続で過去最低を更新した。総人口に占める割合は0.97%と、初めて1%を割り込んだ(2011年1月1日総務省公表)。

調査対象の2011年新成人が生まれたのは、東西ドイツの統合などで冷戦が終結し、代わるように湾岸戦争が起こるなど、世界の変革期であった1990年4月2日から1991年4月1日の間である。その後、バブル経済の崩壊、右肩下がりの株価低迷など、長引く不況下で育ち、21世紀に10代を迎えた彼らは、学校ではゆとり教育を受け、ITツールの普及・発達による、コミュニケーションスタイルの変化に直面した。そして今、様々な課題が浮き彫りになってきた日本社会にあって、20歳を迎える。

新成人は、現在および今後の生活、恋愛や結婚、仕事などについてどのように考えているか。2011年に成人式を迎える未婚男女合計800名を対象に調査をおこなったところ、「交際相手がいない」割合は77.0%と、15年前の1996年の第一回調査時の50.0%と比べ、大幅に増加した。特に男性は昨年の76.2%から83.7%と大幅に増加し、初めて8割を超えた。

また、結婚について、その意向を聞いたところ、2011年新成人は81.1%と昨年(2010年:83.4%)からは微かに減少したものの、ここ5年間で2番目に高い数値であった。ただ、男女別に見てみると、女性は調査開始以来最高値だった2010年の84.3%とほとんど変わらない84.0%だったのに対し、男性は2010年の82.5%から、78.3%へと4.2ポイントも下がった。

その理由としては、彼らの「経済不況下では、精神的に安定したいので結婚は増える、とは思わない(62.5%)」、「経済的不安などから結婚を先延ばしにする傾向が強まると思う(69.8%)」といった回答が女性より5ポイント以上高く、現在の不況感が彼らの結婚意向に影響を与えていることは間違いないようだ。それに対して、女性の62.0%が「結婚するには女性の収入も重要な条件である(全体:43.4%、男性:24.8%)」と答えており、女性のほうが現状を踏まえたうえで、結婚を考えていることがわかる。

恋愛・結婚以外の質問からも、2011年新成人からは男性の内向きさ、女性の現実への対応能力の高さが窺える。「これからの時代に英語は必須だ」75.6%(男性:72.8%、女性:78.5%)や、「短期でも良いので海外留学をしてみたい」47.9%(男性:39.8%、女性:56.0%)といった意識は女性のほうが高い。それに対して男性は、「視野が拡がる海外旅行よりも、言葉が通じて安心な国内旅行がいい」47.0%(男性:48.5%、女性:45.5%)や、「自分は動物的ではなく、どちらかというと植物的なほうだ」56.8%(男性:60.3%、女:53.3%)といった意識が女性よりも高く、内向き、かつ受身の姿勢も見える。

当報道資料についてのお問い合わせは、株式会社オーネット マーケティング部 広報グループ までお願いいたします。
TEL:050-5817-5606 FAX:03-3474-1775 URL http://onet.rakuten.co.jp/

-調査概要-

この資料は、楽天グループの結婚情報サービス会社、株式会社オーネット(本社:東京都品川区 代表取締役社長:島貫慶太)が、2011年1月に成人式を迎える全国の独身男女計800名を対象に結婚・出産・育児・おとな・社会参加意識などについて調査した結果をまとめたもので、今回で16回目となります。

  • 調査名:楽天オーネット「2011年新成人800人の意識調査」
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:1990年4月2日-1991年4月1日生まれの未婚男性・未婚女性
  • 調査方法:楽天リサーチ株式会社モニターによるインターネットを利用したクローズ調査
  • 調査期間:2010年11月26日(金)-11月29日(月)
  • 調査主体:株式会社オーネット
  • サンプル数:800人(男性400人、女性400人)

※表記の無い場合の単位は%です。調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。

新成人のプロフィール
(2011年1月1日現在20歳)(総務省統計局発表より抜粋)
  • ・2011年1月1日現在の20歳の人口は約124万人(男性約63万人、女性約61万人)
  • ・同年生まれの有名人:浅田真央さん(フィギュアスケート)、三浦春馬さん(俳優)など
  • ・彼らの生まれた1990年4月2日-1991年4月1日のできごと
    • 1)大阪で「花の万博」開催(1990年4月1日~9月30日)
    • 2)秋篠宮同妃両殿下結婚の儀
    • 3)東西ドイツが統一
    • 4)「ファジィ」、「ちびまる子ちゃん」が新語・流行語大賞
    • 5)湾岸戦争勃発
回答者のプロフィール

調査対象者、2011年新成人800人(男性400人 女性400人)のプロフィールは次のとおり。

  • ・誕生日は1990年4月2日から1991年4月1日までで、2011年1月に成人式を迎える。
  • ・回答者の70.0%が、2010年11月26日時点で〝20歳〝になっている。

-目次-

2011年新成人のプロフィール
  • ・自分は「人からペースを崩されたくない(91.8%)」が、「人に気を遣うタイプ(88.6%)」である
  • ・「自分は植物的」と思う新成人男性 60.3%
2011年新成人の現在
  • ・現在の生活に満足している2011年新成人 66.4%
  • ・今後の進路に不安を感じている2011年新成人 64.9%
  • ・「日本の文化が好き」な2011年新成人 84.1%
  • ・20歳の自分をおとなだと思っていない 72.6%
  • ・2011年新成人 「成人式に参加(60.8%)」は昨年比大幅減
  • ・「現在の日本では大人になることはリスクが大きい」と思う2011年新成人 46.4%、女性は51.3%も
  • ・日本の政治はうまくいっていると思わない 85.1% 政権交代直前2009年の88.0% に迫る
2011年新成人の仕事意識
  • ・「仕事に燃えている人は素敵だと思う」 50.0%、女性は55.6%
  • ・仕事とは、「お金を稼ぐこと」 70.8%、「経済的な自立のため」 56.9%、「責任を持つもの」47.5%
2011年新成人の恋愛意識
  • ・交際相手がいる2011年新成人23.0% 男女とも過去最低を更新
  • ・交際相手が欲しい2011年新成人 64.6%と昨年比約7ポイント減
  • ・片思いを含む恋愛経験は「5回以上」が3割と最多だが、これまでに交際した相手「ひとりもいない」も45.9%
  • ・「交際相手に束縛されたくない」 65.9%、でも「交際相手の浮気は許せない」 53.1%
  • ・「合コンやパーティーには積極的ではない」 64.0%、「合コンをきっかけに交際が始まったことはない」 90.4%
2011年新成人の結婚意識
  • ・2011年新成人の結婚意向 81.1% 男性は昨年比約4ポイント減
  • ・「経済的な不安などから結婚を先延ばしにする傾向が強まる」と思う2011年新成人 67.1%
  • ・「家庭の経済的生活を支える責任は夫にある」と考える男性49.0%
  • ・「結婚するには女性の収入も重要な条件である」と考える女性62.0%
  • ・「自分は結婚できないのではないかと思うことがある」 65.9% 女性は70.8%が不安に
2011年新成人の将来観
  • ・親世代に比べて今後の自分の生活 「悪くなる」 45.4% 「よくなる」も21.1%と昨年比約4ポイント増
  • ・「将来の家庭は、今の家庭よりも経済的に豊かになると思う」 42.9%と昨年比約5ポイント増
2011年新成人の親子関係
  • ・「親はやさしく、あたたかい」 85.3%、「親を信頼している」 82.4% など、親子関係は良好
  • ・親のようなおとなになりたいと考える2011年新成人 51.6%