ことぶき科学情報

2010年1月 編集・発行 株式会社オーネット

第15回 新成人意識調査

2010年新成人(全国800人)の生活・恋愛・結婚・社会参加意識

結婚したい(83.4%)、子どもがほしい(84.2%)意識が高まる
特に女性では過去最高水準に
成熟・低成長の社会にあって、周囲とのコミュニケーションに気を遣いつつ、安定を求める姿が浮き彫りに

2010年1月1日現在の20歳の人口は約127万人(男性約65万人、女性約62万人)。3年連続で過去最低を更新した。総人口に占める割合は1.00%と、100人に1人となっている(2009年12月31日総務省公表)。

この調査の対象とする2010年新成人は1989年4月2日から1990年4月1日の間に誕生した、全員が平成生まれの人たちで構成される世代である。彼らはバブル経済のピーク時から崩壊時にかけて生を受け、ベルリンの壁崩壊、冷戦終結によってグローバル化した時代に幼少期を過ごし、インターネットや携帯電話の急速な浸透でコミュニケーションスタイルが上の世代と激変した。成熟した日本社会にあって、政権交代が実現したこの時期に、20歳を迎える。

新成人は、現在および今後の生活、恋愛や結婚、出産、さらに仕事についてどのように考えているか。2010年に成人式を迎える未婚男女合計800名を対象に調査をおこなったところ、「交際相手がいる」割合は27.1%と恋愛状況は低調ながら、「交際相手がほしい(71.5%)」、「結婚したい(83.4%)」、「子どもがほしい(84.2%)」と、より社会の不安感が高まるなかで、彼らの結婚・出産意思は2008年から上昇していることがわかった。

特に、女性の84.3%(過去最高値)が結婚意思を持ち、「出産意思あり(82.8%)」も2005年時の85.8%に次いで高い記録となっているにも関らず、交際相手がいない割合は69.5%と過去最高値を記録している。
また彼女らは、「交際相手は自分と同じような境遇の人がいい(33.3%)」、「恋愛相手になる人は結婚を想定して選びたい(29.3%)」と恋愛においても結婚を見据えている。「子どもなど家族がほしいから結婚したい」と61.7%が回答するなど、2010年新成人の女性は恋愛から結婚、家族形成へ、と着実に人生の駒を進めたいと考えているようだ。

自分については「人にペースを崩されたくない(91.8%)」と、マイペース志向を強く自認するものの、「いじめ」社会のなかでの処世術からか、「人に気を遣う(88.0%)」など、男性、女性ともに対人関係には非常に繊細な面を見せている。 男女別に見ると、男性の83.0%が「人には優しい」、74.0%が「異性にモテたい」と自らを評し、対する女性は「いじめを体験したことがある(54.8%)」割合が高く、「異性にモテたいとは思わない(40.3%)」“非モテ意識”の高さが特徴的だ。

「日本が好き(80.9%)」、「日本の文化が好き(88.5%)」とする割合はここ数年ぐんぐん上昇している。ただ一方では、「親世代に比べて今後の生活が悪くなる(50.4% 過去最高)」と将来を悲観する新成人が増えていることから、より保守化や内向き志向が強まっているとも解釈できる。

しかしながら、「将来は家族や友人を大切にした暮らしをしたい(51.1%)」と考え、「子世代の生活は自分の世代よりもよくなる」と昨年よりも多くの21.4%が予想する2010年新成人。彼らは成熟した社会に呼応するかのように、周囲との強調とバランスを重視し、着実に、また、明るい未来を見据えて人生を歩もうとしている。

当報道資料についてのお問い合わせは、株式会社オーネット マーケティング部 広報グループ までお願いいたします。
TEL:050-5817-5606 FAX:03-3474-1775 URL http://onet.rakuten.co.jp/

-調査概要-

この資料は、楽天グループの結婚情報サービス会社、株式会社オーネット(本社:東京都品川区 代表取締役社長:島貫慶太)が、2010年1月に成人式を迎える全国の独身男女計800名を対象に結婚・出産・育児・おとな・社会参加意識などについて調査した結果をまとめたもので、今回15回目となります。

  • 調査名:楽天オーネット「2010年新成人800人の意識調査」
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:1989年4月2日-1990年4月1日生まれの未婚男性・未婚女性
  • 調査方法:楽天リサーチ株式会社モニターによるインターネットを利用したクローズ調査
  • 調査期間:2009年12月18日(金)-12月21日(月)
  • 調査主体:株式会社オーネット
  • 調査・報告:篠塚涼子(株式会社オーネット サービス部)
  • サンプル数:800人(男性400人、女性400人)

※表記の無い場合の単位は%です。調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。


回答者のプロフィール

調査対象者、2010年新成人800人(男性400人、女性400人)のプロフィールは次のとおり。

  • 誕生日は1989年4月2日から1990年4月1日までで、2010年1月に成人式を迎える。
  • 回答者の77.9%が、2008年12月1日時点で〝20歳〝になっている。
  • 回答者は現在、学生である。

新成人のプロフィール
(2010年1月1日現在20歳)(総務省統計局発表より抜粋)

  • 2010年1月1日現在の20歳の人口は約127万人(男性約65万人、女性約62万人)
  • そのうち、平成生まれだけを抽出すると、125万人である。
  • 新成人人口は減少を続けており、今回初めて130万人を割った。
  • 彼らの生まれた1989年のできごと(東京都発表より抜粋)
    • 1)昭和天皇崩御により元号が「平成」となった
    • 2)消費税施行
    • 3)天安門事件
    • 4)秋篠宮同妃両殿下ご婚約内定
    • 5)「セクシャル・ハラスメント」、「オバタリアン」が流行語大賞
    • 6)日経平均株価が大納会で史上最高値38,915円87銭を記録
    • 7)ヒット商品として「SONYハンディカム55」

-目次-

2010年新成人のプロフィール
  • 自殺を考えたことがある2010年新成人 38.1%
  • 人に優しい2010年新成人 77.3%
2010年新成人の現在
  • 現在の生活に満足している2010年新成人 69.3%
  • 今後の進路に不安を感じている2010年新成人 67.0%
  • 「日本が好き」な2010年新成人 80.9%
2010年新成人のおとな意識
  • 20歳の自分をおとなだと思っていない2010年新成人 72.6%
  • 2010年新成人 「成人式に参加(70.0%)」、「初めての選挙に参加(68.8%)」ともに史上最高値
2010年新成人の権利と義務について
  • 「政治に興味があるから」選挙に参加する(した) 2010年新成人 20.4%
  • ボランティアには積極的に参加したい2010年新成人 36.1%
  • 日本の政治はうまくいっていると思う2010年新成人 4.1%
2010年新成人の仕事意識
  • 年功序列よりも能力主義に徹したほうが良いと思う2010年新成人は21.1% 5年連続で減少
  • 経済不況に入り、職に就けるか心配な2010年新成人 58.3%
  • 仕事とは「お金を稼ぐこと」と思う2010年新成人 85.4%
2010年新成人の恋愛意識
  • 交際相手がいる2010年新成人27.1% 女性は過去最低
  • 交際相手募集中の2010年新成人 71.5%
2010年新成人の結婚意識
  • 結婚したい2010年新成人 83.4% 結婚意向は男性も女性も上昇
  • 子どもなど家族がほしいから結婚したい 2010年新成人 57.4%
  • 結婚相手と出会う機会は人よりも少ないと思う新成人女性 31.0%
2010年新成人の恋愛と結婚に関する考え
  • 今の自分は異性との交際に積極的ではない と感じている2010年新成人 49.3%
  • 交際相手は自分と同じような境遇の人がいいと考える2010年新成人女性 33.3%
  • 経済的な基盤がないと結婚はできないと考える2010年新成人 47.1%
  • 結婚について周囲に手本がいない2010年新成人
2010年新成人の子どもを持つ意向
  • 将来子どもがほしいと思う2010年新成人 84.2%
  • 育てる自信がないからを理由にあげる2010年新成人 51.2%
2010年新成人の子ども観
  • 2010年新成人の子どもを持つにあたっての不安は「育児・養育費用(65.6%)」
  • 「子どもが小さいうちは、絶対に離婚すべきでない」と思う2010年新成人 53.9%
  • 「子世代の生活は自分の世代よりもよくなる」と考える2010年新成人 21.4%
2010年新成人の将来
  • 親世代は超えられない「親世代に比べて今後の生活が悪くなる」と考える2010年新成人 50.4%
  • 2010年新成人が考えるこれからの世の中の行方  「悪くなる」 は減少、「変わらない」が増加
  • 将来は「家族や友人を大切にする暮らしをしたい」と考える2010年新成人 51.1%