ことぶき科学情報

2009年1月 編集・発行 株式会社オーネット

vol.50号 : 第14回 新成人意識調査

2009年新成人(全国832人)の生活・恋愛・結婚・社会参加意識

社会のために役に立ちたい 64.4% 初めての選挙に参加する! 53.8%
世界的金融崩壊で20歳を迎えた2009年新成人は、
行き詰まりの社会で不安を抱えながらも変革と挑戦を意識

2009年新成人は、1988年4月2日から1989年4月1日の間に生まれた最後の昭和人と初代の平成人である。 バブル崩壊の年に生まれ、景気回復がささやかれはじめた時期に10代後半を過ごし、米国発の世界的金融崩壊を受け、先行き不透明な時代に入ったこの年に20歳を迎える。

新成人は現在および今後の生活、恋愛や結婚、家族、仕事についてどのように考えているか。09年に成人式を迎える未婚男女合計832名を対象に調査をおこなったところ、「社会の一員として、社会のために役に立ちたい」64.4%、「選挙権を得てからの初めての選挙に参加する」53.8%と、社会への参加意欲を強く持つことが感じられる結果となった。

学生が87.3%を占める彼らの〝目下の不安〝は「今後の進路」69.0%。「経済不況に入り、職に就けるか不安」56.1%、「非正規就労になりたくない」53.7%、「働く環境は今後悪くなる」57.1%と、現在の社会情勢を受けて〝職〝に対する不安が付きまとう。将来に対しても、「これからの世の中は悪くなる」50.4%、「親世代に比べ、今後の自分の生活は悪くなる」52.4%と、新成人の不安はつきない。

「結婚したい」と80.4%が考え、「経済不況下でも、自分の結婚したい気持ちは変わらない」と73.0%が答えている彼らであるが、それでも「経済的な基盤ができないと結婚はできない」85.2%、「経済不安などから、結婚を先延ばしにする傾向が強まる」65.7%と思っていることから、経済不況は結婚意向がありながらもそれが実現しにくい状況を招くことは否めないようだ。

自殺を考えたことのある新成人は41.5%にも達し、「社会人として通用するか心配(54.7%)」、「異性から見られた場合の魅力度」の自己評価平均点は46.4点と、自分に対する自信はやや欠けているものの、交際相手をつくるには積極的な活動は必須(81.0%)」、「結婚するには積極的な活動は必須(54.3%)」と、積極的な姿勢も見せる。 また3割が「裁判員を務めたい(31.9%)」、4割が「国民年金は支払う(44.7%)」、さらに「環境問題に関心がある(70.1%)」、「エコについて自分でできる範囲で実践(61.3%)」と、彼らのできうる範囲での社会へ参加は意欲的である。

2008年、日本では総裁選が、アメリカでは大統領選挙が行われ、両者ともに、若者の支援を味方にして戦ってきた。これらの戦いは新成人からみても、「日本の首相も直接、国民投票で選びたい」44.5%など、政治に関する興味を抱かせたようだ。「うまくいっていないと思う(88.0%)」今の日本の政治で、選挙に参加する意思を持つ53.8%の新成人のその理由は「国民の義務(35.9%)」、「政治に興味ある(19.9%)」、「自分たちで日本を変えたい(12.7%)」であり、全体の14.4%は「立候補して政治に参加したい」という意思をも示している。

「日本が好き」と72.6%が答える09年新成人。彼らは不安を抱えながらも、意思があれば〝変革〝ができるという思いを抱き、この行き詰った社会を自分たちも一員となって変えていこうとする〝挑戦〝精神も持ち始めているようだ。

当報道資料についてのお問い合わせは、株式会社オーネット マーケティング部 広報グループ までお願いいたします。
TEL:050-5817-5606 FAX:03-3474-1775 URL http://onet.rakuten.co.jp/

-調査概要-

この資料は、結婚情報サービスを運営する株式会社オーネットが、2009年1月に成人式を迎える全国の独身男女計832人を対象に恋愛・結婚・おとな・社会参加意識などについて調査した結果をまとめたもので、「新成人意識調査」としては今回14回目となります。

  • 調査名 : 楽天オーネット「2009年新成人832人の意識調査」
  • 調査地域 : 全国
  • 調査対象 : 1988年4月2日-1989年4月1日生まれの未婚男性・未婚女性
  • 調査方法 : 楽天リサーチ株式会社(インターネット調査会社)協力によるクローズ調査
  • サンプル数 : 832人 (男性414人 女性418人)
  • 調査期間 : 2008年12月12日(金)-12月15日(月)
  • 調査主体 : O-net(楽天オーネット)
  • 調査協力 : 楽天リサーチ株式会社
  • 調査・報告 : 株式会社オーネット 篠塚涼子(サービス部)

※表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。

回答者のプロフィール

調査対象者、09年新成人832人(男性414人 女性418人)のプロフィールは次のとおり。誕生日は1988年4月2日から1989年4月1日までで、2009年1月に成人式を迎える。

  • 回答者の65.7%が、2008年12月12日時点で〝20歳〝になっている。
  • 学生(予備校生を含む)は87.3%、パート・アルバイト、派遣は75.4%、正規就労・自営は4.3%である。
  • 31.0%は無収入で、57.7%は仕事やアルバイトなどで10万円未満の月収を得ている。
  • 彼らが1か月に使う平均お小遣い額は26,514円である。
  • 57.2%が〝家族(自分の親・兄弟姉妹・祖父母など)と同居〝している。対して〝一人住まい〝は40.3%である。
  • ご両親とも健在な新成人は89.3%。どちらかに死別された新成人は2.7%。7.5%はご両親が離婚されている。

-目次-

2009年新成人の現在
  • 自殺を考えたことがある09年新成人 41.5%
  • 不安を誰にも相談しない09年新成人 20.4%
  • 現在の生活に満足している09年新成人 54.8% 昨年と比べて低下
2009年新成人のおとな意識
  • 20歳の自分をおとなだと思っていない09年新成人 75.2%
  • 〝18歳=成人〝に反対の09年新成人 62.5%
2009年新成人の権利と義務について
  • 成人式に参加する09年新成人は微減 61.7%  初めての選挙に参加する09年新成人は微増 53.8%
  • 裁判員を務めたいと思う09年新成人 31.9%  国民年金は納付する09年新成人 44.7%
2009年新成人の仕事意識
  • 経済不況に入り、職に就けるか不安な09年新成人 56.1%
  • 社会人として通用するか不安な09年新成人 54.7%
2009年新成人の恋愛意識
  • 交際相手がいない09年新成人 73.1% 交際状況は14年間で過去最低
  • 恋愛に必要なのは「コミュニケーション力」 72.2% 自信は「やさしい性格」 38.6% と思う09年新成人
  • 09年新成人の恋愛模様図は〝女高男低〝
2009年新成人の結婚意識
  • 結婚したい09年新成人 80.4% 結婚意向は微増
  • 経済的な基盤ができないと結婚はできないと考える09年新成人 85.2%
  • 経済不況と結婚との関係を09年新成人はどう捉えているか
2009年新成人の恋愛と結婚に関する考え
  • 〝恋活〝 〝婚活〝は重要と考える09年新成人
  • 男性のほうがやや恋愛に積極的な09年新成人
  • 結婚について周囲に手本がいない09年新成人
2009年新成人の親子・人間関係
  • 親から子へのコミュニケーションは良好 子から親へコミュニケーションはやや希薄な09年新成人
  • 親のようなおとなになりたいと考える09年新成人 46.4%
2009年新成人の将来
  • 親世代は超えられない 親世代に比べて今後の生活が悪くなると考える09年新成人 52.4%
  • 09年新成人が考えるこれからの世の中の行方  「悪くなる」 は上昇
  • 将来は経済的に豊かになることを大切にする暮らしをしたい、と考える09年新成人 24.4%
2009年新成人の社会参加のかたち
  • 麻生 VS オバマ 09年新成人はどちらかというとオバマを支持
  • 経済不況が新成人の不安感を増長 今重視してほしい政策は雇用問題 44.7%
  • 社会の役に立ちたい 64.4% 立候補して政治に参加したい 14.4% と考えている09年新成人