ことぶき科学情報

2008年10月 編集・発行 株式会社オーネット

vol.49号 : 20代‐40代女性900人 結婚意識調査

2008.08.27-08.31調査 首都圏・阪神圏:900名

お金がないと幸せな結婚生活を続けるのは難しい 83.8%
結婚している人は、していない人よりも幸せとは思わない 74.9%
「結婚=幸福 ではない」というイメージが未婚化の遠因か

今日の日本の未婚化・晩婚化が、少子高齢化と絡めて社会問題化されるようになってから久しい。解決策を見つけることが困難を極めるなか、若者層が、いつ、どのような形でパートナーシップを形成するのか、特に女性の結婚意思決定が重要な鍵となっていることは共通の認識になっている。

女性は結婚やパートナーシップ形成をどのように考えているのか。また、形成に至る障害は何か。 20歳から49歳までの、結婚経験者(現在、法的に結婚している既婚者 及び 過去に法的結婚をしたことのある離・死別者)450人と、未婚者(一度も法的な結婚を経験していない独身者)450人 計900人の女性を対象に結婚意識調査をおこなったところ、83.8%が「お金がないと幸せな結婚生活を続けるのは難しい」(結婚経験者:84.4% 未婚者:83.1%)、74.9%が「結婚している人は、結婚をしていない人よりも幸せとは思わない」(結婚経験者:70.4% 未婚者:79.3%)と回答。「結婚」が必ずしも「幸せ」をイメージするものではないことがわかった。

結婚経験者がパートナーと出会った主な場所は職場(38.8%)。同学歴同士(44.8%)が多く、出会いの市場は閉鎖的である。57.7%が現在専業主婦となっており、36.7%が「夫婦がともに働き続けられるような職場環境の充実」を結婚促進策としてあげている。両立支援、安定した雇用、経済支援を望む率が高く、結婚経験者が現在の社会と同様の問題に直面していることがうかがえる。

未婚女性の結婚意思は65.2%。40代女性の意思は5割を下回るものの、20代、30代の女性の7割強は「結婚をしたい」と考えている。未婚者の結婚意思は高い。 その一方で、結婚そのものの必要性を問うと、「結婚はしたほうがよい」35.4%、「結婚はしなくても、パートナーは必要」30.0%、「結婚、恋人を含めてパートナーの必要性にはこだわらない」33.1%と、その意見は均一に分かれ、パートナーの存在の意義は微妙に揺れる。結婚に対するイメージは決してよいものばかりでなく、それが未婚者を未婚のまま留まらせるマリッジハザードにもなっていることが見受けられる。

しかしながら、パートナーシップを形成している人たちは、していない人たちと比較して、生活満足度も高く、生活の見通しも明るい、といった結果から、パートナーを持つことに価値があることは確かであり、結婚を望む人が結婚に至るような策が必要であることも否定できない。 加えて、結婚経験者のほうが未婚者より、「身近に結婚はいいと思えるようなカップルがいた」との回答が多く、結婚に対する良いイメージを持ちやすい環境にあったともいえる。この「結婚に対する良いイメージ」の醸成が、今後の婚姻率上昇の鍵となるのではないだろうか。

当報道資料についてのお問い合わせは、株式会社オーネット マーケティング部 広報グループ までお願いいたします。
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-調査概要-

この資料は、結婚情報サービスを運営する株式会社オーネットが、首都圏・阪神圏の20代-40代女性900人を対象に結婚観などについて調査をおこなったものです。

今回は、結婚経験者のグループ450人 と 未婚者のグループ450人に、結婚意識を伺うことで、結婚に至る障害(マリッジハザード)やパートナーシップ形成のあり方などをまとめました。

  • 調査名 : 楽天オーネット「20代-40代女性900人の2008年結婚意識調査」
  • 調査地域 : 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)・阪神圏(大阪・兵庫・京都・奈良)
  • 調査対象 : 20歳-49歳女性
  • 調査方法 : インターネット調査会社(楽天リサーチ)モニターによるクローズド調査
  • 調査期間 : 2008年8月27日(月)-8月31日(金)
  • 調査主体 : O-net(楽天オーネット)
  • 調査担当 : サービス部 篠塚

I. スクリーニング

  • 調査期間 : 2008年8月27日(月)
  • 調査対象 : 首都圏・阪神圏20歳-49歳の女性(楽天リサーチ登録モニター)(対象年代女性の既婚者 離別者 死別者 未婚者)
  • 調査内容 : 現時点での婚姻経験の有無

II. 本調査

  • 調査期間 : 2008年8月28日(火)-8月31日(金)
  • 調査対象 : 結婚経験女性(既婚・離死別者)450人 未婚者450人
  • サンプル数 : 900人 (20代:300人 30代:300人 40代:300人)
  • 年代・地域割付 (30代:750人 40代:400人))
  • 年代・地域割付

※表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入にしているため、合計で100%にならないことがあります。

-目次-

20代-40代女性 結婚経験者450人の結婚
  • 現在は専業主婦 57.7%
  • 結婚に踏み切ったきっかけは ずっと一緒にいたいから 46.9%
20代-40代女性 未婚者450人の現在
  • パートナー(同棲相手 婚約者)のいない未婚女性の67.2%は親と同居
  • 人からペースを崩されたくない未婚女性 87.8%
  • 独身でいるのは自分の意思と思っている未婚女性 68.0%
20代-40代女性 未婚者450人の交際状況
  • 交際相手がいない未婚女性 62.7%  年齢アップとともに交際は低調に
  • 未婚女性の「結婚意思あり」65.2% 「なるべく早く結婚したい」が多い30代
  • 結婚をしていない理由 “相手がいない”
  • 結婚しないのか、できないのか
20代-40代女性 出会いについての理想と現実
  • 理想は高いほうだと思っている未婚女性 57.1%
  • 未婚女性は、「理想の相手を待っている」
  • できれば生活圏で、自力で出会いたい
  • 出会いの場は「職場」
20代-40代女性 結婚に対する考え方
  • お金がないと幸せな結婚生活を続けるのは難しい
  • 結婚生活で大切なことは パートナーとのコミュニケーション
  • 「結婚している人は、結婚していない人よりも幸せ」だとは思わない
  • パートナーの必要性にこだわらない未婚女性 33.1%
  • 夫婦別姓容認は7割以上 法律婚支持は6割
20代-40代女性 結婚に関する環境
  • 母親の結婚観は娘のパートナーシップ形成に影響を与える
  • 結婚経験者は、結婚っていいなと思えるカップルが身近に
20代-40代女性 結婚に関する社会支援の考え方
  • 結婚に対する社会的支援として求めるものは
  • 生活満足度と生活の見通し パートナーシップ形成者のほうが高く
同棲についての考察
  • 35.1%の女性が同棲を経験
  • 同棲を経験していた半数以上が結婚に
  • 同棲経験者の結婚意向は高い