ことぶき科学情報

2006年1月 編集・発行 株式会社オーネット

vol.43号 : 2006年新成人の結婚・出産・育児・大人・社会参加意識調査
2005.12.12調査 全国:516名

超少子・高齢化日本の2006年新成人の育児観は変化

育児は夫婦で分担するのが当然=男性84.1% (05年81.3% 04年78.6%)
小さいうちは離婚すべきでない=女性71.7% (05年65.8% 04年53.8%)
子どもがほしいと考える意識も86.1%と3年連続して上昇

2006年新成人は約140万人超。日本がバブル期に入った1985年4月から1986年3月に生まれ、長期景気停滞期に10代を過ごし、バブル再来が予想されるこの時期、20歳を迎える。
“新成人”は、結婚、出産、家族についてどのように考えているか。独身男女合計516名を対象に調査をおこなったところ、子どもがほしいと考える意識は 86.1%と、04年新成人(77.9%)、05年新成人(85.5%)と3年連続して上昇。育児観では、男性は育児分担を肯定、女性は離婚を回避する意識が高まった結果となった。

彼らのこれらの意識は、過去3年間で、「家族など子どもがほしいから結婚」(66.4% 05年61.4% 04年58.0%)、「結婚後は何よりも家庭を第一に考えたい」(67.2% 05年62.3% 04年55.0%)の上昇と、「結婚しても嫌になったら離婚してもよい」(23.4% 05年32.6% 04年30.5%)の減少といった、結婚、家庭観からも垣間見られる。また、「今の家族関係は良好」という傾向も手伝っているようだ。

20歳の自分を「大人とは思わない」のは「経済的に自立していないから」(53.8%)を理由にあげる彼らは、仕事とは「お金を得るため」(自由回答 114名)、「生きるための手段」(自由回答 59名)と考え、「フリーターにはなりたくない」(76.0%)と、「自分のしたい仕事につけるように努力」(60.7%)している。「今後の日本は経済的に豊かになる」(26.7%)と、未来予測の項目のなかで最下位ながらも04年 16.4%と比較して高く予想する彼らの思いは、格差・不平等社会といわれる現代への挑戦のようにも受け止められる。

2005年から人口減少に入り、1985年生まれの女性の生涯未婚率は22.6%と推計されるなど、少子化は進行するという前提のもと、「超少子・高齢化社会」の日本の行方の鍵を握る2006年新成人の結婚の意思は83.6%。生き方、老後、健康、今の仕事や勉強などさまざまな不安を抱えてはいるが、仕事、結婚、育児と確実に人生を進めていくことを希望している。

■回答者のプロフィール
回答者の71.9%が、2005 年12 月12 日時点で“20 歳”になっている。
全体の66.5%が“家族(自分の親・きょうだい・祖父母など)と同居”しており、対して“一人住まい”は32.4%である(その他1.2%)。
学生は87.8%、パート・アルバイトは4.5%、会社員・公務員は3.9%、自営業0.2%である。
51.2%が“現在親から小遣いをもらい”、81.0%が“親に教育費用を払ってもらっている”。
61.4%が“今受けている教育は自分の将来に必ず役に立つ”と思っているが、27.5%は“役に立つかどうかわからない”と考えている。
■1985 年は
1985 年1月~12 月出生児数は、合計1,431,577 人、男性735,284 人、女性696,293 人で、男性のほうが38,991 人多い。
1985 年の婚姻率は6.1。1970 年代初頭の10.0 台から年ごとに減少を始めている。以後、現在まで5.0 後半から6.0 前半を推移している。
1985 年の離婚率は1.39。1983 年の1.51、1984 年の1.50 から減少に転じている。以後、 1990 年の1.28 まで、1.20 台後半で推移している。
1985 年の合計特殊出生率は1.76。これも1984 年の1.81 から減少し、2004 年1.29。
国勢調査によると、1985 年の若年無業者(いわゆるニート)は27 万人。1980 年から1995 年までは20 万人で推移してきたが、2000 年には急増し75 万人となっている。
1985 年5 月17 日男女雇用機会均等法成立。1986 年4月施行。
1985 年3月17 日~9 月16 日科学万博つくば’85 開催

※調査結果の数値は小数点第2 位以下を四捨五入にしているため、合計で100%にならない

-調査概要-

この資料は、結婚情報サービスを運営する株式会社オーネットが、2006 年1 月に成人式を迎える全国の独身男女計516 名を対象に、結婚・出産・育児・大人・社会参加意識などについて調査をおこなったものです。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:1985 年4月2日~1986 年4月1日生まれの独身男女
  • サンプル数 
性別 男性 女性 合計
合計 258 258 516
  • 調査方法:インターネット調査会社(株式会社マクロミル)モニターによるクローズ調査
  • 調査期間:2005 年12月12日(月)
  • 調査主体:O‐net(楽天オーネット)